Tuesday, December 16, 2008

エッセイ バリ島  日本人をカモにする日本人












ロングステイ地探しでチェンマイを訪れた翌年、今度は「海近」を求めてインドネシアのバリ島に滞在した。
バリ島は2度目の訪問、一回目は純粋に観光目的で、当時インドネシア政府が進めていたリゾート開発地「ヌサドゥア」に1週間程度滞在。
ヌサドゥアはデンパサール・バリ空港に近く、政府による計画的な土地開発が行われ、公園のような広大な敷地の中に、外資系有名ホテルや土産物屋、レストランなどが整備されヌサドゥアの中だけで暮らすことができるようになっている。
リゾートの中で暮らす分には快適だが、地元の人達との触れ合いもなく、いわば観光客だけの閉ざされた空間であった。 リゾートの中では物価は、日本と比べればはるかに安いとは言え、完全な観光客価格である。 いわゆる外国人用観光地で観光客はお金を落としてくれる対象としてしか扱われない。
その意味でロングステイの場所としては物足りない。

せっかくバリ島に滞在するのなら、バリの人々と触れ合い、バリの文化、歴史などを身近に感じられるところがいい。 またチェンマイのように空気が汚れているところは避けて、海の近くにしよう。
折から、オーストラリア人を狙った爆弾テロも発生していたので、クタやジンバランなどの繁華街から離れたところで、ある程度開けた小さな街を探すことにした。
ネットで情報を集め、現地のホテルやビラに直接電話をかけて決めたのが、サヌールのビラである。 
ビラを選んだのは、タイ・チェンマイでの家探し経験が生きている。
サヌール辺りではアパートは少ないし、短期賃貸契約など面倒なことも多い。 貸家はあるが、一般家庭に観光客を泊めることは法律違反になり、罰金を科せられることもあるので、気をつけないといけない。 
ホテルはどうか、ここサヌールは日本からの戦争賠償金で初めてホテルが建設された所であり、バリで一番歴史のある、リゾート地であることから、海岸沿いにホテルも多い。 しかし、ホテルでは、折角バリ島にいるのに、いわゆるバリ風の生活様式を楽しめないと思ったので候補から外した。
 
ネットで紹介されている外国人向けのビラは多い。 見つけたビラ、「ナタバレビラ」は、広い敷地の中にビラが5-6軒点在するスタイルで、こじんまりしているのが気に入った。
広い敷地は芝生になっており、やしの木が植わっている、その中に小ぶりだがプールもある。
海岸には面していないが、海まで歩いて5-6分の距離だ。 サヌールの繁華街の外れで、その先は一般住宅街となっており、静かで普通の人達の生活が身近にある。
我々のビラは3軒のコッテジから成っており、寝室、居間、バスルーム、裏庭がある母屋棟、キッチンとダイニングテーブルがある食堂棟、それにお昼寝専用で蚊帳に囲われた壁のない昼寝小屋である。
昼寝小屋は壁が無いので風が通り、昼寝するのに本当に気持ちの良い、いかにもバリらしいあしらいで作られている。 私はここがお気に入りで、本を読んだり、居眠りをしたり、暑くなったらそばのプールで体を冷やしたりして過ごした。
海岸に行って土産物屋を冷やかしたり、ビーチパラソルを借りて日長一日甲羅干しをしたり、気が向いたらバリマッサージを楽しんだり、
とてものんびり、ゆったりした生活をする。
女房は、毎日どこかへ出かけていた、タクシーを一日チャーターしてもせいぜい2000円くらいなので、バリ島南部に集中している主な街に行くのに、何の不自由もない。
私は、この場所が気に入ってロングステイはここだと思っているのだが、女房は少し意見が違うらしい。  
彼女は海よりは山が好き、登ったりしなくとも山の木々を眺めているだけで癒されると言う。
ここサヌールは海は近いが、山は遠い。バリ島にはアグン山という3000mを越える山もあるが、そのあたりは南部海岸地帯に比べて、開発が遅れている。
夫婦二人とも、文句なしに気に入るところはなかなか無いものだ、バリ島はタイ・チェンマイより良いが、まだ他の国に完全なところがあるのではないかと、チルチルミチルのように次の場所を検討中だ。

エッセイ 日本人をカモにする日本人はこちらから

1 comment:

陽ちゃん said...

「日本人をカモにする日本人」、いやですね。子鴨から親鴨に育ちましたが、何時までも餌は自分で見つける野鴨であり続け、カモにされないように気をつけます。

安心して話や相談が出来る人は一番の財産です。
これからも色々教えて下さい。