Monday, January 5, 2009

最近、音楽CDを買いましたか ?

本はほとんど毎週のように購入しているが、CDは過去3年間にわずか3枚しか買っていない。
理由はネットだ。
 以前は、ソニーのデジタルプレイヤーだったので、ソニーの楽曲販売サイトから音楽を曲単位で、そして今はiPhoneだから、ネットのiTune経由の購入である。
購入したCDは3枚だが、購入曲数は100曲を超えている。 
ネットでの購入になったのはやはりその合理性にある。 欲しい曲が3曲しかないのに、それ以外の聴きたくないものまで、1束にしてCDで買わされるるのには抵抗がある。
アップルの音楽配信サービス「iTune Store」だと大体、1曲あたり115円から200円程度の価格だ。

100曲だとすれば、1.15万円~2万円だが、仮に欲しい曲が1枚のCDに2
曲しかないとすれば(おおむねその程度)、100曲分を購入するのにCD1枚1500円として、7.5万円かかる。 
だから、CDという販売形式は、レコード会社にとってうまみが大きい。消費者がCDで音楽を買う場合はほとんどがアルバムとして購入する。実 際にアルバムの中で
聞きたい曲は3曲しかないのに、10曲を1束にして15ドルで販売できるCDは音楽業界には魅力的だった。

これだけ価格差と言うか消費者にとってのメリット差があるにも関わらず、最近大型書店に隣接してCDショップが店を並べているのが不思議である。
数年前、米国でタワーレコードが破綻したことに象徴されるように、音楽販売業は、今やデジタルとの闘いになっていてCDの旗色が悪いが、アナログレコードがほとんど姿を消した過去の状況からCDもそうなるのかと
予想していたが、そうでもないようだ。

米国市場最大の音楽ソフト販売業者は、アップルの音楽配信サービス「iチューンズ・ストア」だ。今年初めに現在2位のウォルマートを抜いて、首位に躍り出た。 アップルに対抗できる「強いナンバー2」になりうるのはウォルマートだけというのが現状だ。
これは、レコード会社がウォルマートを支援しているからで、その背景には「音楽の販路が、(アップル)1 社に独占されていくことへの危機感がある」と言われている 。
デジタル方式という新しいビジネスモデルで音楽を販売するアップルは、配信価格やコピー防止対策などを巡って、音楽業界とのあつれきも目立つ。一方、C D販売を手掛けるウォルマートは、レコード会社にとって従来通りのビジネスモデルを
貫ける便利な販路だ。

直接の著作権をもつ音楽家はやはり、従来型のビジネスモデルが良いのだろうか。
英国出身のバンド、レディオヘッドは昨年末、特設サイトからファンが直接ダウンロードする形で新作アルバム「イン・レインボウズ」を販売した。
決まった値段を設けず、「ファンが払いたいだけ払う」方 式を採用。「無料で手に入るものにお金を払う人がいるのか」という疑問の声もあったが、米ワイアード誌によると、実際にはダウンロードした人の約4割がきちんと料金を払った。
平均金額は1人当たり6ドルで、売 上総額は推定約300万ドルに上った。


レコード会社も、iチューンズも、小売業者も使わなかったため、売り上 のほとんどがそのままバンドの収入となった。結果、同誌のインタビューのなかでヴォーカルのトム・ヨーク氏は、「 この新作1枚の売り上げだけで、過去のアルバム6枚全部合わせたデジタル収入を上回ってしまった」と述べている。

音楽ビジネスでも、ネット取引によってマーケットコストを掛けないで多数の一般消費者と直接取引きを実現できるビジネスモデルが現実となってきたようだ。

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