Sunday, November 29, 2009

電子書籍



電子書籍をご存知ですか。
日本では青空文庫が有名、これは利用に対価を求めないインターネット電子図書館だ。
ネットに接続して著作権の切れた本や、自由に読むことの出来る本が公開され、誰でもダウンロードして読むことが出来る、いわば居ながらにして図書館を利用できる仕組みだ。
パソコンさえあれば誰でも自由に、勿論、無料で本を取り出すことができるのだ。 
iPhoneでもモバイル用の青空文庫プログラムが提供されていて、手元にダウンロードすることが出来、ダウンロードしておけば、どこでも本を読むことが出来るので、iPhoneさえあれば、読書もできる。
著作権が切れた(出版されて50年以降)本だから、読めるのは、昔、日本文学全集などに収められていたような作家の作品が多い。 芥川龍之介、夏目漱石、太宰治、石川啄木などなど。
私は今、iPhoneで夏目漱石をもう一度読んでいる、若い頃読んだのと、全く違った印象だ。バスを待つ時間だとか、短い細切れの時間ですぐ読めるので、とても重宝している。 iPhoneによるi文庫の使い勝手はこの動画を参照
活字の大きさを自由にその場で拡大できるので、文庫本の活字サイズが小さくて、老眼鏡なしでは読めないこの頃、私にはとても助っている。

アメリカでネット書店を展開しているアマゾンが、電子書籍リーダー「kindle」を発売して、米国内で大ヒットしているようだ。 新書版より少し大きめの本のサイズで、読みやすい白黒の液晶ディスプレーが付いていて、このリーダーを利用すれば、それこそ数百冊の本を持ち歩くことが可能になる。
丁度、音楽をiPodに入れることによって、千曲単位の音楽を常に身近に持ち運ぶことが出来るのと同じことだ。 音楽CDがネットによって曲単位で購入できるようになり、媒体であるCDによる持ち運びがなくなったのと同じ現象が本の世界でも始まったわけだ。
さらに、仕組みとしてグーグルがすべての本をデジタル化して全文検索を可能にするプロジェクト「Google Books」が米国で著作者団体と和解が成立したため、電子書籍化に一層の弾みがついた。

ところが、日本ではこの和解から離脱したため、「Kindle」では日本語の本が提供されない。Sonyも欧米で、Sony Readerという機器を販売しているが、Google Booksでは、日本の本は対象とされないため、当分日本語での利用は難しくなった。 日本の著作権団体は電子化への動きに対してネガティブである。一方欧米の団体は何故和解に応じたのだろうか ?  それはコピーを拒否してインターネットを敵に回した結果没落した音楽業界の教訓に学んでいるからだと言われている。
世界最大のCDショップH&Vの倒産など痛い目にあって、その後のiTuneなどによる、ネット配信の方が、CD時代より楽曲の販売額が大きくなった事実を経験したからだ。
本の販売はどうか、アマゾンが商売を始めて大型書店を展開していた「Barns and Norble」社は、全米の店舗を相当数閉鎖するまで追い込まれたが、このたびいち早く自らKindleと同じような電子書籍リーダーを発売した。 後発だけあってよくデザインされており、評判がよいようだ。
音楽がCDに焼かれたものではなく、ネットでデジタル化されたものをコピーして販売するものに変わったおかげで却って、海賊版が減ったと言われている。
本もデジタル化に対応しないで、いつまでも紙媒体に拘っていると、先が無いのではないか。
日本の一部の著作権者が「文化を滅ぼす」などと騒いだ結果、Google Booksから締め出されることになった訳で、また一つガラパゴス化が増えることにならなければ良いが。

下記の相関図は世界の電子書籍を取り巻くプレーヤー達だが、SONYが入っているが、プレイしているのは欧米でのみで、日本のプレイヤーは皆無。








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