
前年より、900億円少ない1兆9300億円の見込み。
同研究所は「デフレの深刻化や日本経済の萎縮の波が出版業界にもやってきた、書籍も雑誌も4%以上落ち込んでいるが、電子書籍や図書館利用など出版物を安く利用したいと言う読者ニーズが増えているから。」とコメントしている。

今のところ、英語の書籍しかないので、Amazonストアからシャーロックホームズ全集をダウンロードした。この本は、私が初めてニューヨークへ出張した時、DoubleDayで購入した記念すべきハードカバー原書である。(The complete Sherlock Holmes 価格8.95ドル 1ドル360円だったから、3、222円 当時としてはかなり高価だった)
これと同じ内容の本が電子書籍では5.56ドル 約500円で買える。 ハードカバー本は購入して37年経ち、埃まみれでぼろぼろになってしまったが、大事にとってある。
日本では書籍、雑誌、新聞などは再販制度に守られて、値引きはしないが、日本以外ではディスカウントは当たり前になっているので、こんなに安くデジタル書籍が買える。
これが普及したら、書籍は音楽CDと同じ運命をたどるだろう、音楽のデジタル化という先例があるにも拘わらず、売り上げ減をデフレや日本経済の萎縮のせいにしていると、またIPODのように、なるのではないか。
「紙の本が滅びるとき」、(文芸評論家 前田塁著)では、グーグルのブック検索を巡る経緯などを紹介した上で、「紙の書籍が遠くない将来、これまで果たしてきたその役目を終える」と言っている。
日本の出版界も音楽の先例に学んで、デジタル・コンテンツ提供への変化対応を迅速にしてもらいたいものだ。


毎週、広告が更新される都度最新の中吊りがサービスされるので、各種の週刊誌を一通り眺めることができる。 この中吊り広告を見て、買いたいと思ったら、その画面からネットで購入することも可能だ。 サラリーマンをやめて通勤電車に乗ることも少なくなったこの頃、世の中で何が話題になっているのかをざっと眺めるのに適している。
No comments:
Post a Comment