Wednesday, April 14, 2010

メディアのデジタル化は進む その5 電子ブック



アメリカでiPadが発売され数日で70万台が売れたそうだ。
電子ブックリーダーの先行者はアマゾンのKindleだが、2007年に発売され2年で300万台が売れた。 2009年のクリスマス商戦では電子ブックの売り上げが従来の紙の本のそれを上回ったとされる。

「電子書籍の衝撃」 (佐々木俊尚) と言う本がディスカバー21から発売になった。 このやり方が面白いのだ。
電子書籍を扱った本に相応しく、紙の本が発売になる4月15日の直前、14日正午までディスカヴァー21のオンラインストアで、110円という紙よりはるかに安い価格で販売している。 さっそく購入、PCで本を読んでみた
ちなみに、紙の本の値段は1155円である。
ブックリーダーはAmazonではなく、ディスカバー21という出版社が使っている日本のプログラム「T-Time」である。


思ったより読みやすい。液晶は輝度が高いので、長時間、文字を読むと普通は目が疲れてしまう。最近、老眼が進み新書版を読むと目が疲れるのだが、、文字の背景色を暗めにし、眼の負担を減らす工夫をしてあり、文字の大きさもスクリーンで読むのに最適なサイズにセットして、さっさと読んでいける。


音楽では「ながら鑑賞」ができる、本は無理だと思われるが、ネットをしながらネットに飽きたら、すぐ同じ画面で読みかけたところから続きを読む。
これが意外に快適である。 寝転がってごろごろしながら本を読むのと同じ感覚になれる。 あっと言う間に読めてしまう。
それにしても紙の本の10%の値段で電子版が手に入るのは、すごい。




音楽の電子化では、「マイクロコンテンツ化」が可能になった。すなわち、アルバムごと聴くのではなく、iTunesで一曲だけ購入できて聞くということだ。
それが、音楽ビジネスと楽しみ方を変革した。 
本では無理だろうと思われている。 しかし、電子書籍の世界になると、この「電子書籍の衝撃」のような、ゲリラ的出版も可能になり、本という枠組み自体がマイクロ化していくのではないか。
誰でも、コストをかけずに出版が可能になるし、リスクもないので、素人でもどんどん出版するようになる。 ちなみに私の所属するボランティア団体では、介護関連の冊子を過去3冊出版している。 
すでに内容はブログで無料公開しているが、紙の本で出版するのに簡易版でも数十万円のコストがかかった。
電子出版が出来れば、もっと安く容易に発表できるし、内容的に必要な部分のみを、数十ページ単位で販売も可能だろう。
本にもマイクロコンテンツ化の波が来るかもしれない。


本はかさばるので保管が大変だ、これを電子化することによるメリットは絶大だと思われる。
ちなみに 1GB では新書版換算(日本語)で約4000冊、64GBだと50万冊を保持できる。 ちなみに東京都立図書館の蔵書数は148万冊。 
電子書籍が音楽の世界でCDを駆逐したように、紙の本を駆逐するとは思わないが、少なくともちょっとした図書館くらいの蔵書を、手持ちのPCや電子ブックリーダーに保持して、家から本棚をなくすことは可能のようだ。





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