Monday, April 26, 2010

メディアのデジタル化は進む その6 電子書籍を作る

アップル社のiPad発表後、売れすぎて供給が間に合わないと言われている。
日本でのサプライは5月末になるそうだ。
iPad やKindleを入手しても、肝心のソフト、即ち電子書籍の国内での動きは遅くて、欲しい本を読める可能性は極めて低い状況だ。 英文ならAmazonから購入できるが、日本語での電子書籍はとても少ない。
漫画は若い人たちの間では、携帯で流通しているみたいだが、良く知らない。

それなら電子書籍を自分で作れないか。 実は本をバラバラにしてスキャナーでデジタル化(PDF化)すれば、PCに取り込む事ができる。
どうせ蔵書スペースの関係から本を捨て続けてきたのだから、紙は捨てて、デジタル化さえ出来れば、永遠に自分の蔵書にできる訳だ。
今までも、手書きの書類や、写真のコピーなどはスキャナーから読み込ませてPCに取り込んできた。それをメールに添付すれば、手書き書類なども送れる。
よく、身分証明のために運転免許証などを添付させられることがあるが、PCに免許証をファイルしておけば、何時でも対応できる。
本をスキャンして取り込むことが出来るのは分るが、数百ページ分をばらしてスキャンするのは大変なので、実質不可能なことだった。

そんな折りに、手持ちの本を一冊105円でスキャンしてPDF化してくれるサービスが出てきた。 PDF化さえ出来れば、PCでも携帯でも読むことが可能だ。
大和出版と言う会社が「Book scan 低価格・書籍スキャン代行サービス」を4月から始めた。
本を背表紙のところから裁断し本文をスキャンしてPDFにしてくれるサービスだ。
1冊105円ならそんなに負担にはならないので、受けるのではなかろうか。
昨年3月に今の家に引っ越した時、多量の書籍を廃棄してしまったのが、残念だ。特に「山口瞳」の本はほとんどが初版本だったし、全巻を揃えていたのだが、スペースがなくて捨ててしまった。 このサービスが出ると分っていたら絶対捨てなかったな。

こんなことでも、日本では著作権を主張する出版社が、文句をつける可能性が高い。 勿論、PDFにしてそれを販売するのは違反だが、自分用に保管して使うのは全く問題がないはずだ。
(自分でスキャンして取り込めばOKで、取り込みを商売にするのは微妙らしい)
ブックオフに持って行って販売し、転々と同じ本が転売される方が、むしろ禁忌されなければならないことだろうと思うのだが・・・

さて、それではPDF版で取り込んだ書籍は、PCで読みやすいのかどうかだ。
基本的にはPDFは書類をデジタル化するための方法であって、アマゾンKindleのように、電子書籍を読むための工夫はされていない。
そこで、「Evernoteハンドブック」と言う電子書籍を購入してみた。これはエバーノートと言う非常に人気の出てきたソフトの解説書である。
この本は980円で販売されているが、普通の本と違うのは、PDFでダウンロードできること、商売にしない限り何度でもダウンロードでき、本体のエバーノート・ソフトウェアーが機能強化されるたびに、この本も無料で改訂され入手できることである。PCにダウンロードしてエバーノートの使い方のマニュアルとして使う。
エバーノートについては「第2の脳」として使えると言われているが、その紹介は次回にまわす。

PDF版書籍の使い勝手であるが、さすがにiPhoneの画面は小さすぎて、電子書籍リーダー(T-timeやKindle)がないと苦しい。
PC版はページ繰りなどに違和感はあるが、十分読書に耐えるので、PDFで入手できるなら、まあデジタル化の値打ちはある。
しかし、やはり完璧ではない、そのうち電子ブックリーダーのソフトがスキャンした書籍もサポートしてくれるのを期待したい。

これからは購入した本を捨てないで、デジタル化して残す方針で行こう。
しかし、本をバラバラにしてデジタル化するのは、おかしな行為に違いない。
最初から、デジタル化して売れば、このような資源の無駄遣いもしなくて済むし、効率もはるかに高い。
日本でも角川グループのように、グーテンベルクが印刷技術を発明してから500年続いたビジネスモデルの危機ととらえて、対応していこうとしている出版社もあるが、業界は相変わらず行動を起こすことをためらっている。
結局、iPodで音楽業界やCD屋が大打撃を受けた経験に日本は何も学んでいないように見える。

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