Monday, August 29, 2011

アンティキティラ島の機械

以前、このブログで前ローマ帝国時代に、すでに複雑な歯車構造を持つ天文学的機械(アンティキティラの機械)を紹介した。
最近、より詳細な写真と、その構造を動画で再構築したものが発表された。
紀元前にこのような機械が存在していたことに改めて驚くと共に、古代ギリシャの天文学、機械、数学、工学などの知識レベルの高さを思い知らされた感じがする。

詳しくは、ブログ 「古代ギリシャのコンピュータ」を参照していただきたいが、
内容を簡単に説明すると、
① 2100年前に作られたと思われる。
② クレタ島近くアンティキティラ海底の沈没船で発見された(1901年)
③ 当初は注目を集めなかったが、X線やCTの検査によって81個の部品が確認され、かなり精巧な機械であることが判明。
④ 完璧な構造から古代のアナログコンピュータであると言う説も出た
⑤ 18世紀の時計と比較しても遜色がない。

発見された時の状態
X線撮影された画像
















CTによる3D画面

歯車の歯は正三角形である。クランク(現在は失われている)を回転させると機構が太陽、月やその他の天体の位置を計算する。機械の目的が地上

にいる観測者を基準とした天球上での天体の位置計算であるため、必然的に天動説モデルを採用している。

これらの情報を基に各パーツの動きを動画で再構成した画像がこれだ
全くスゴイとしか言いようがない。

No comments: