Friday, October 7, 2011

スティーブ・ジョブズへの挽歌


10月5日スティーブ・ジョブズが亡くなった、8月にCEOを辞めて治療に専念すると思われていたので、こんなに急に逝くとは驚いた。
そんなに悪かったのかと言う想いだ。死の前日に発表されたiPhone4Sの意味は 「iPhone for Steve」だったのか。

アップルのコンピュータなんて玩具程度の認識しかなかった35年くらい前、ある人を通じて、日本アップルに来ないかとお誘いを受けたことがある。
あの頃、コンピュータはIBM以外にないと信じていたので断った、以来アップル製品(コンピュータ)は使ったことがない。
それが、今はどうか、電話はiPhone、ノートPCを持たないで、iPadだけになってしまった。 音楽の購入は全部iTune、本を読むのは(日本語のPDF版)はiBookになっている。

デジタル・オーデオ・プレイヤーは、iPodがアメリカを中心に爆発的に売れ始めた時、アップルへの反感もあり、SONYのHDDデジタルウォークマンを選んだ。
ところが、SONYはもう昔のソニーではなく、ソフトとの連携がダメで全く使い物にならない、さらにHDDは1年と持たずに壊れた。
改めて、SONYが凋落したことを思い知ったが、それでもiPodを買う気にはならなかった。それほど、アップルは玩具という思い込みが強かったのだ。

当時の評論家達、デジタル・ギークを自称する人たちはなんと言っていたか?
「日本はウォークマン文化発祥の地で、独自の進化をしてきた。カセットテープ、CD,そして今やMDの時代、だからPCが必要なiPodなんて、売れない」
本当かなと思いながら見ていた。事実、デジタル・オーディオ・プレイヤーは日本、韓国、台湾の電機メーカーから猛烈な勢いで発売されたが、結果、世界中、iPodの一人勝ち状態だ。

次に来たのが、iPhone。これも日本中の評論家、デジタル・ギーク達は
「日本ではNTTを筆頭に、携帯電話先進国で、電話機能は勿論、インターネットだって、携帯メールだってすべて既にカバーしている。アメリカはいざ知らず、日本ではiPhoneは売れない。 お財布携帯はない、絵文字もだめ、PCがないと携帯電話を更新できない、そんなものが売れるわけがない」と連日、ネットで、新聞で、マスコミが書いていた。
結果は、スマートフォンに力を入れなかったKDDIは大幅にシェアーを失い、ドコモは携帯でリーダシップを失った。 KDDIはこの度iPhone4Sを莫大な販売数量のコミットと引き換えに、日本における販売権を入手した。
実は、スマートフォンについて、一番ネガティブキャンペーンに熱心だったのが、KDDIだ、皮肉なものだ。

直近がiPad、「ノートPCに比べて中途半端、安くなったネットPCに負ける。また電子書籍のリーダーとしては日本は、本を大事に取っておく文化だから普及しない、アメリカとは違う、アメリカでは本は使い捨てだから」と訳の判らないことを言っていた。 サムソンやシャープが似たような機種を出したがiPadの一人勝ち状況。

スティーブ・ジョブズのこだわり、先見性はやはり凄かったことが既に世界中で実証されてしまった。
他方、アップルの新しい製品が出るたびにダメダメばかり言っていた日本のメーカーや電話会社は、結局とことんダメだったことが露見してしまった。
やはりスティーブ・ジョブズは天才だったのだろう。
有名なスタンフォード大学卒業式のおける彼のスピーチを再度、紹介しておく。 何度聞いても感動的だ。日本語の字幕があるのでぜひ見て欲しい。
一部、NHKで取り上げられたので知っている人がいるかも知れない。
スピーチはこちら
さらに、彼自身がナレーションをしているアップルのCMがある、「世界をよくするために」と言うメッセージが全面に出ている。
CMはこちら

最後に彼自身のことばで締めくくりたい。
Your time is limited so don't waste it living someone else's・・・have the
courage to follow your heart and intuition.  They somehow already know what
you truly want to become. Everything else is secondary.





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