Tuesday, January 24, 2012

アップルの電子教科書


先日、今まで使っていたiPadから新しいiPad2に買い換えた。不要になった古いiPadを、小学1年生と幼稚園の年少組の孫たちに与えた。
どの程度使えるのか興味を持って見ていたのだが、操作手順書など読めるわけもないので、父親が使い方を感覚的にやって見せ、簡単なゲームを入れてやった。 すぐに指を滑らせて(スワイプ)画面を切り替えたり、二本の指を広げて、画像拡大をしたり、あっという間に使い方を覚えた。
ドラえもんの漫画シリーズを自炊して(20冊くらい)入れてやったら、次々と読む。 幼稚園の孫の方はiTuneの動画をずっと見ている。
週末には二人の孫たちと、ビデオ会話をスカイプを使って楽しんでいたのだが、何と、この幼稚園の孫が自分でスカイプを使って私のPCに電話してくるようになった。 画面のアイコンを指でクリックすれば、キイボードなど不要でプログラムを実行できるからだ。 もともとiPadは操作がとても簡単、感覚的なオペレーションで人気が出たシステムなので、子供たちにとっては、任天堂のゲーム機となんら変わらない直感的操作で使い始められる。
漢字の成り立ちをゲームで覚えるとか、ひらがな、英語の単語、数字、算数などをゲームとしたソフトも多数出ている。 そばに付いていてやらなくとも、興味を持ってゲーム感覚で遊んでいる。

今年に入ってアップルが電子教科書事業に参入してきた。
発表されたのは以下の製品である。

「iBook2」(デジタル教科書)
デジタル教科書で、iBook2向けに造られた本や教科書を読むことができる。
デジタル教科書では、動画や3Dオブジェクト、写真、図版などを埋め込むことができるので、教科書の伝達内容を大幅に広げ分かりやすくすることが可能。
さらに重要部分に線をひいたり、蛍光ペンのようにハイライト表示したり、効率的にノートにまとめたり、それらの情報を元に暗記カードなど簡単につくることもできる。
勿論、デジタルの特徴を生かして、Lineを引いた箇所など目次からダイレクトにジャンプも可能だ。

「iBook auther」(電子書籍作成ソフト)
このアプリを使えば、誰でも簡単に電子書籍を作成することができる。
文章、グラフィック、動画、プレゼン資料などをまとめて書籍化できるので、先生や出版社が教科書を作成するのが容易になる。
また、自費出版も殆ど自分でできる。

アップルの電子教科書の動画はこちらから (英語だけど画像を参照下さい)

「iTuneU」(講義のストリーミング配信、受信アプリ)
数多くの大学のデジタル動画講演が入ったアプリ。 現在スタンフォード大学の物理学講義など、50万以上の講義、ビデオ、本などを見ることができる。
先生がストリーミング(動画)配信した授業を受講することができるので、後からダウンロードして繰り返し復習したり、友人と共有したり出来る。

電子教科書サービスは出版大手のマグローヒル、ピアソン、ホートン・ミフリン・ハーコート社から出版される高校向け教科書を皮切りにスタートするようだ。
教科書の価格は15ドル以下とされ、種類を徐々に増やし、最終的にはほぼすべての科目と学年をカバーする見込みだ。

日本では子供が小学校に入ると親(ほとんどは祖父・祖母)がランドセルを買い与える。高いのでは5-6万円もするのがある。 iPadは4-5万円なので、電子教科書になると、ランドセル不要となり、代わりにiPadだけを抱えて学校に通うことになるだろう。
さらに、教科書はパブリックドメインにして、クラウド化すれば、ほぼ無料で卒業まで使える。コンセプトは小学校から大学あるいは大学教員まで、同じiPad使用ができるのでコスト的にも効率的だ。

孫たちのようなデジタル・ネイティブが、電子教科書で教育を受けることの出来る社会は、もうすぐそこまで来ているのかも知れない。
楽しみのような、怖いような・・・








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