Sunday, March 10, 2013

Appleが日本の電子書籍を販売開始

アマゾンが日本の電子書籍に参入すると発表したものの、非常に保守的な日本の出版社や取次会社による著作権を盾にした頑強な抵抗に会って、なかなか書籍数が増えない状況にある。
そんな中、これまで沈黙を守ってきたアップルが突然、アップルストアで日本語電子書籍を発表し、直ちに本を購入できる状況になった。
アップルでは以前から「iBooksore」にて英文書籍は販売していたし、日本語の書籍も著作権の切れたものは無料で提供されていた。
夏目漱石、森鴎外、芥川龍之介などの名著は無料で、iPhone,iPadで自由に読むことができる。
私のように、紙の本を買ってきて自炊して電子化を実現している者にとって、自炊の出力はPDFであるため、PDFを受け入れるBookReaderがないと電子書籍は読むことが出来ない。

アップルのBookreaderである、iBookはPDFをサポートしていない。
アマゾンは自社が販売するキンドルでは勿論のこと、普通のパソコンやiPadでもキンドル本を読めるよう、無料でソフトを提供している。
私はiPadにこのソフト「kindle for iPad」を入れて、自炊しPDF化した本を読んでいる。 また、ネット上で気になった記事は「Kindle for iPad」にメールで送付しておいて後から、暇な時に取り出せるようにしてあるが、アップルのiBook では出来ない。

今回のアップルの発表は、先行していたアップルストアでの音楽配信サービスや映画配信、アプリ販売などと並んで日本語の本もアップルストアで提供されることになり、いよいよ日本での電子書籍化が本格化する。
取り扱い出版社も、角川グループ、講談社、集英社、幻冬舎、PHP出版、光文社などの大手も参加している。
日本での電子書籍市場は、SONY、楽天(KOBO)、シャープ、パナソニックなどが独自仕様でeBook readerを販売していた。いずれも大きな成功は納めていない。
何故なら、自社に囲い込みたいがために、読める本が出版社別に制限されるなど、別の出版社の本を読むには別のeBook Readerが要ると言う理不尽な状況になっていた。昔ながらの電子機器を販売するというハードウェア商売の残渣がまだ残っているように思える。

アマゾンでもアップルでも顧客に販売した電子書籍はクラウド上に保管してあるため、読者は自宅のPCであれ、キンドル端末、iPad、iPhone、アンドロイド携帯、もしくはノートパソコン、タブレット端末のどれでもダウンロードして読める。
さらにどこまで読んだかはクラウドに保管されているので、場所が変わろうが端末が変わろうが、今まで読んでいたページに自動的に飛んでくれる。
このような発想はハードウェア屋には出てこないし、実現不可能である。

アップルの日本語電子書籍への突然の参入でますます、競争は激しくなり、より一層サービス向上が期待される。
やっぱり、この国では黒船が来ないと、大きな変化や転換が出来ないようだ。

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