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白鳳仏の微笑み 「白鳳の貴公子」 |
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頭の半分は損壊 |
この仏頭は、平重衡による南都焼討で興福寺が消失、
再建途中、ご本尊の薬師如来像を再作成中に、その進捗の遅さにしびれを切らした、興福寺僧兵たちが、飛鳥山田寺に押し入り、ご本尊である薬師如来像を強奪してきたもの。
しかし、1411年焼失時、頭だけが残ったが半分は壊れている。
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鎌倉時代の12神将 躍動感あふれる造形で動きがある |
展示会場で、興福寺・多川貫主がビデオ映像で中金堂再建への寄進依頼をされており、それによると、興福寺は創建以来100回以上火災しており、おそらく日本の寺院建築上最多ではないかとコメントしていた。
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中金堂完成模型 |
多川貫主は、興福寺創建1300年の節目で中金堂の再建を果たし、更にできる限り白鳳時代の状態に戻すことが夢であり、現在のような奈良公園に溶け込んでいる姿から威厳のある境内、土塀などを作りたいとコメント。
それはどうなんだろうと思いつつ会場を出た。
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深大寺 釈迦如来倚像 |
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重要文化財 興福寺 厨子入り弥勒菩薩半跏像 |
興福寺の仏頭だけではなく、東京調布市の深大寺からやはり白鳳時代の釈迦如来像(重要文化財)が展示されていた。
どこか仏頭と共通性のあるほほ笑み、異国的な顔立ちなどが特徴的だった。椅子に腰掛けている姿も珍しい。
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