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二尊院 紅葉の参道 |
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清涼寺釈迦立像 |
今年の紅葉は夏から秋への季節の動きが急激だったためか、青葉がまだ残っているのに、紅葉した葉がちりちりに枯れて、今ひとつきれいに色づいていない。
毎年、紅葉狩りは京都だ、できるだけ観光客が少なくて状況が分かっているところを選ぶ。穴場は京都西山方面だが、光明寺や大原野神社は、まだまだと言うことで、嵯峨野にする。嵐山方面を避けて、良い仏像のある寺院を選んだ結果、二尊院と清涼寺になった。
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絹製内臓 |

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西大寺 清涼寺式釈迦立像 清涼寺と比べて見て |
八千代市村上・正覚院 (鎌倉後期、166cm)
奈良市・西大寺 (1249年 167cm)
横浜市金沢・称名寺(1308年 160cm)
鎌倉市・極楽寺(1268年 157.8cm)
茨城県大洋市・福泉寺(13世紀 165.5cm)
茂原市・永興寺(1273年 164.6cm)
千葉県大栄町・大慈恩寺(1495年 154cm)
佐倉市。正光寺(室町時代 105cm)
他
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二尊院総門 |
清涼寺から歩いて宝筐院を過ぎたところに二尊院がある。いつもは入り口(総門)を通って進んだ先の参道(紅葉の馬場と言う)に入り、両側にある圧巻の紅葉を愛でて、寺院の中に入らないでUターン、通り過ぎてばかりいた。
今回は二尊院の名前の由来である、釈迦如来像と阿弥陀如来像が並立した珍しいお姿を拝観した。 寺院の創建は834年~847年にかけて慈覚大師が開山したと伝えられる。
寺名の元となった二尊院とは、極楽往生を目指す人を、此岸から送る「発遣(ほっけん)の釈迦」と、彼岸へ迎える「来迎の彌陀」の遣迎二尊を意味する。
この思想は、中国唐の時代に生まれ、日本に伝わると法然上人により広められたとされる。
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二尊院 遣迎二尊 |
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